http://vger.kernel.org/~davem/cgi-bin/blog.cgi/2008/10/30
ここでのっているSUNのRockについての資料が大変おもしろい
http://www.opensparc.net/pubs/preszo/08/RockHotChips.pdf
前半は要するにIA64がソフトでやってることをハードアシストいれることによって、SPARCでもサポートするぜーってことのようだ。
後半はTransactional Memoryのはなし、spinlockの代わりに使えるようなことが書いてあるが、それは大げさな説明で(JAROには訴えないのでご安心ください)、L1しかTransaction bitがないので、L1に乗る範囲しかロック区間に入れられない(と思う)ので、用途はかなり限定される。
ついでにいうと、Linuxのカーネル内はプレゼンでいうところのmemory orderを駆使したcomplexな手法を使いまくっているのでLinuxで速度向上はあんまり期待できないと予想。
んー、Solarisみたいな前時代的なOSでは有効なんかいね?
その下の「sparc64 memory barriers」はもっとおもしろくて、「Linuxは速度向上のためがんばってRMOをサポートしてきたけど、UltraSPARC-I, UltraSPARC-II はチップバグがあり、UltraSPARC-IIIはTSO以外サポートしてない。やってらんねーからRMOサポートはもうしねー」とか
大丈夫だDave、Linux SPARCなんて使ってるのは君と富士通だけだから
※ (11/2) JAROをJALとtypoしていたのを直した。なんで間違えたんだろ?