October 2009

top(1)でSWAP量を表示出来るんだけど、「あれー、カーネルにそんな機能なかったよなー」と不思議に思い実装を調べてみたら、

total_vm(= 仮想アドレス空間のサイズ) - rss

というトンデモ計算式を使っていた。複数のプロセスで今日されてるページと、デマンドページングを無視している時点で近似値にすらなっていない。
実装したら、テストしようよ。公開する前に。

LKMLで、OOM Killが起きると誰が悪くても、絶対Xが死ぬ。という主張をする人が出現。最初は「んな、ばかな」と思っていたが、やってみるとたしかに死ぬ。
原因は、現在のOOM ScoreがVSZ ベースで計算していて、イマドキのGnomeアプリはライブラリを死ぬほどリンクするので、gnome-sessionがちょっとやそっとのfork-bombでは太刀打ち出来ないぐらい高い(死にやすい)OOM Scoreを持っている。

うーん、これは要修正だな。

IPAのLinux互換性検証のプレスリリースhttp://www.ipa.go.jp/about/press/20091014.html で知ったAutotest というコミュニティ&ツール http://autotest.kernel.org/


http://test.kernel.org/linux_symposium_2009.pdf

ざっと見た感じだと

・ジョブスクリプトを書いておくと、複数のテストマシンにテストを振り分けて自動実行してくれる
・テストサーバとテストクライアントが別マシンなのを生かし、テストでカーネルクラッシュが発生してもテストサーバはクラッシュを自動検知 fail +1 としてテストを継続してくれる。

というのがウリのよう。開発主体はGoogle。
これは、勉強する価値があるかもしれない。

とかいう、ニュースが出てた。ソースはこれ。

http://www.atmarkit.co.jp/news/200910/15/ipa.html

せっかくなので、CrackerJackのサイトを見てみた。

ここで、面白い事を発見。
sched_yeildのテストケースが、今までスケジューラがfork時にchildを優先動作させるのを仮定しているので、今回のカーネルウォッチで取り上げたスケジューラの変更(fork時にparentが継続するようになった)により、非互換検出されてしまっている。
うーん、これはテストケースのバグだよなー

http://ossipedia.ipa.go.jp/crackerjack/cjk/system_calls/187.html
http://ossipedia.ipa.go.jp/crackerjack/cjk/compare_logs/100450.html

公開されました。

http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/watch2009/watch09a.html


前号の次回予告をあっさり裏切って、スケジューラ特集。だって、編集部から指示されたんだもん。
おかげで、僕はシルバーウィークが潰れました。編集さんは今まで校正に苦しむハメになりました。
(一応僕は先月のうちに作業終わってたんじゃよー。サボってたんじゃないよ)

ここだけの話、指定文字数的には軽く2倍を超えてます。だって、CFSってドキュメントが少ないから変更点だけ解説しても意味不明になってしまうんだもの。

次こそは。次こそは薄い内容で、編集さんに楽をさせます。ほんとです。ほんと。

あれ、なんか記事が消えてる。
というわけで再掲

週末に、首藤研クラウドプロジェクトが沼津で合宿をしているのを発見。まったく面識ないにも関わらず強引に乱入してきました。
首藤クラウドを作っているとか。すごいですね

証拠
http://www.shudo.net/diary/2009oct.html#20091010の中の
この写真http://www.shudo.net/diary/data/20091010/s-img_0504.jpg


そういう無法者っぷりにも関わらず、みなさま大変暖かく出迎えてくださり、楽しい週末ハックをすごせました。本当にありがとうございました。

実は一人だけ、こっそりLKMLハックをしたり内職まみれだったのはヒミツだだだ

なんだ、山幡さんもいるじゃん。セプキャン反省会が出来るな(違
Satoさんは、かなり無茶な方向に誤記されていて若干可哀想である。



----------------------- Original Message -----------------------
From: "Theodore Ts'o"
To: ksummit-2009-discuss@lists.linux-foundation.org,
ksummit-2009-pc@lists.linux-foundation.org
Date: Thu, 08 Oct 2009 15:54:57 -0400
Subject: [Ksummit-2009-discuss] Kernel summit attendee list
----


This is the final Kernel Summit attendee list. This includes those
invited to speak on the enterprise and embedded user panels, as well as
the sponsored attendees.

- Ted

Al Viro
Alan Cox
Andi Kleen
Andrew Morton
Andy Whitcroft
Arjan van de Ven
Arnd Bergmann
Avi Kivity
Benjamin Herrenschmidt
Brian Pawlowski
Chris Mason
Chris Schlaeger
Christoph Hellwig
Christoph Lameter
Chuck Lever
Dave Airlie
Dave Jones
David Howells
David S. Miller
David Woodhouse
Dirk Hohndel
Fernando Luis Vázquez Cao
Grant Likely
Greg Kroah-Hartman
H. Peter Anvin
Haavard Skinnemoen
Herbert Xu
Hiroyuki KAMEZAWA
Hugh Dickins
Inaky Perez-Gonzalez
Isaku Yamahata
James Bottomley
James Morris
Jan Kara
Jens Axboe
Jeremy Fitzhardinge
Jesse Barnes
Jiri Kosina
Johannes Berg
John W. Linville
Jonathon Corbet
Junichi Nomura
Kay Sievers
Kazuhiro Itakura
Keith Packard
Kentaro Takeda
Kosaki Motohiro
Kyle McMartin
Len Brown
Linus Torvalds
Luis R. Rodriguez
Martin Bligh
Martin Schwidefsky
Masanari Iida
Matthew Garrett
Matthew Wilcox
Mauro Carvalho Chehab
Mike Waychison
Miklos Szeredi
Munehiro Ikeda
Nick Piggin
Noburu Obata
Norihiro Kumagai
Norihisa Nakai
Paul Mackerras
Paul Mundt
Pekka Enberg
Peter Zijlstra
Petko Manolov
Rafael J. Wysocki
Ralf Baechle
Roland Dreier
Ryoichi Sugimura
Stephen Hemminger
Stephen Rothwell
Suresh Siddha
Takahiro Itagaki
Takashi Iwai
Tejun Heo
Theodore Ts'o
Thomas Gleixner
Tim Bird
Tomonori FUJITA
Tony Luck
Trond Myklebust
Venkatesh Pallipadi
Yoshinoro Sato
_______________________________________________
Ksummit-2009-discuss mailing list
Ksummit-2009-discuss@lists.linux-foundation.org
https://lists.linux-foundation.org/mailman/listinfo/ksummit-2009-discuss


という、アオリ記事をネタとして考えてみたがどうだろう。
ほら、一応直接の原因になったパッチは僕がセプキャン2009の最中にホテルから投げたパッチなので、あのイベントがなければ、今回のdropはなかったわけだし。

ここで、むりやり、国産技術にこだわる小役人とかをデッチ上げて、陰謀説にもっていくですよー


うん、無理があるな。


まあ、僕をセプキャンに誘った面々もまさかandroidが巻き添え食らって大被害をうけるとは予想しなかったであろう。わっはっは。
というわけで(どういうわけ?)、うらむならよしおかさんあたりを恨むですよー

Linuxではハイバネート時のメモリ解放は普通のreclaimとは異なり、shrink_all_memory()という関数を通る。
色々とテストしていて、これが全然速くないことが分かった。

さて、どうやってrevertすべきか。revertパッチは作者のプライドを傷つけるので感情論になりがちという問題がやっかい。

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