世間では福井総裁が村上ファンドに投資したことについて、責任があるやなしやと大騒ぎですが、実はオイラはほとんど興味ありません。

でも、1つだけ目から鱗がぼろぼろ27枚ぐらい落ちまくった。意見をぜひとも紹介したい。


isologueさんの、福井総裁の責任とファンドのvehicleの建て付け(http://www.tez.com/blog/archives/000709.html) より

村上ファンドは確か、今は、投資事業有限責任組合も使ってらっしゃるようですが、昔はケイマン籍のLPと日本の民法上の組合を組み合わせた構成になっていたはず。

民法上の組合(任意組合)は、いわゆる「無限責任」のvehicleでして、財産は組合員の共有であるとともに、組合の債権者に対して「直接」「無限責任」を負うものです。

このため、不動産投資など借入を行う投資には向きませんが、株式投資の場合には「株式」自体が間接有限責任なので、レバをかけない限り実際には組合員が出資額以上の責任を負うことは無い「はず」。このため、税務上パススルーということもあり、投資事業有限責任組合(LPS)の使い勝手がよくなる前は、(ベンチャー投資など)株式投資の私募ファンドには主に民法上の組合が使われてました。

ただし、銀行借入はしなくても、例えば、組合が不法行為を行って損害賠償責任が発生した場合には、組合員に債権者からの権利行使が行われるということもありうる、ことになるかと思います。

(中略)

では、組合がインサイダー取引をしちゃったら、各組合員の責任は?




おおお、すばらしい。
僕的には、道義的云々を言うよりもよほど説得力があったですよ。





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