memstompの-d (--debug-info) はちょっとおもしろい。

libmemstomp-backtrace-symbols.so を追加で LD_PRELOADにセットしているのだが、こいつは backtrace_symbols 関数を差し替えるライブラリなのだ。
glibc の backtrace_symbols は機能が非常に貧弱で -rdynamic つけないとバックトレースが見にくくてしかたがないのだが、中でこいつを差し替えて addr2line からカトペしてきたコードが走ってlibbfdつかってDWARF読んでシンボルリストを構築してる。

glibcの関数を差し替えてるだけなので、非常に汎用性が高く、さまざまソフトで使えると思う。おしむらくは addr2lineから持ってきている関係で GPL2+ なのでクローズドソフトの方々には厳しいが。